日本市場レポート:日経平均が1,130円安と大幅反落、円急伸で輸出関連株に売り集中(2026年9月8日)

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サマリー

9月8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落し、前日比1,130円51銭(-1.70%)安の65,269円33銭で取引を終えた。TOPIX(東証株価指数)も前日比75.47ポイント(-1.83%)安の4,050.33ptと大幅安となった。

前日7日の米国市場はレイバーデー(労働者の日)の祝日で休場となり手掛かり材料に乏しいなか、8日の日経平均は556円15銭安の65,843.69円で反落してスタート。前日に大幅高となった反動で利益確定売りが先行した。売り一巡後は下げ渋り、前場中盤にはプラス圏を回復する場面もあったが、外国為替市場で円相場が一時1ドル=152円台まで急伸したことで、自動車や電子部品など輸出関連株には売りが続き、後場中ごろには再度マイナス圏に転落。

大引けにかけて下げ幅を広げて大幅安で取引を終えた。中東情勢を巡る不透明感の高まりを横目に、今晩再開する米国市場の動向を見極めたいとして、積極的な売買は手控えられた。

主要指数(9月8日終値)

指数終値前日比
日経平均株価65,269.33円-1,130.51円(-1.70%)
TOPIX4,050.33pt-75.47pt(-1.83%)
  • 始値:65,843.69円(-556.15円)
  • 日中高値:66,791.84円(9:58)
  • 日中安値:65,763.11円(9:02)
  • 前引け:66,445.13円(+45.29円、+0.07%)

前日休場と円急伸の背景

前日7日の米国市場はレイバーデーの祝日で終日休場だった。欧州主要市場は英FTSE100が0.08%安、独DAXが0.15%安、仏CAC40が0.33%高とまちまちの動きだった。米国市場が休場で手掛かり材料に乏しいなか、8日の日経平均は反落して取引を開始した。

外国為替市場では、日銀の早期利上げ観測などを背景に円相場が急伸し、一時1ドル=152円台まで急騰。2月中旬以来およそ半年ぶりの円高・ドル安水準をつけた。これを受けてトヨタ自動車、ホンダなど自動車株は全面安となり、想定為替レートを超える円高進行による収益デメリットが警戒された。

日経平均寄与度:ソフトバンクGが唯一の押し上げ役、値下がり銘柄が165と全面安

日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり59銘柄、値下がり165銘柄、変わらず1銘柄となった。

押し上げ上位

順位銘柄コード終値前日比寄与度
1ソフトバンクグループ99846,556円+339円(+5.45%)+272.74

ソフトバンクグループは朝安後に急伸し、一時前日比+7%まで買われる場面もあった。前引け時点では1銘柄で日経平均を約340円押し上げていた。出資先の米オープンAIが3日、新型AIモデルの提供を一部企業に始めたと発表したことなどをきっかけに連日で買いが続いているとみられる。8日のアジア市場で半導体株比率の高い韓国総合株価指数(KOSPI)が堅調に推移していたことも、日本株の支えとなった。

押し下げ上位

順位銘柄コード直近価格前日比寄与度
1TDK67622,855.5円-125円-62.85
2イビデン406221,590円-610円-40.90
3リクルートホールディングス609815,830円-310円-31.18
4村田製作所69817,238円-382円-30.73
5日東電工69883,251円-128円-21.45
6京セラ69713,466円-78円-20.92
7太陽誘電69769,290円-534円-17.90
8ソニーグループ67583,677円-103円-17.26
9トヨタ自動車72032,997円-99円-16.59
10本田技研工業72671,620.5円-74.5円-14.98
11ファナック69545,923円-88円-14.75
12東京エレクトロン803555,710円-130円-13.07
13テルモ45432,330.5円-43円-11.53
14ヤマハ発動機72721,753円-95.5円-9.60
15信越化学工業40635,765円-53円-8.88
16ディスコ614655,830円-1,320円-8.85
17住友電気工業58022,141.5円-60円-8.05
18HOYA774123,710円-435円-7.29
19セイコーエプソン67243,054円-97円-6.50
20メルカリ43854,150円-190円-6.37

電子部品・半導体関連(TDK、イビデン、村田製作所、日東電工、京セラ、太陽誘電)が押し下げ上位を占めたほか、円急伸を受けてトヨタ自動車・本田技研工業・ヤマハ発動機など輸出関連の自動車株にも売りが広がった。値下がり銘柄が165銘柄と全体の7割超を占める全面安の展開だった。

為替市場

外国為替市場で円相場は日銀の早期利上げ観測を背景に急伸し、一時1ドル=152円台まで急騰。2月中旬以来およそ半年ぶりの円高・ドル安水準をつけた。この円急伸が、この日の日経平均下落の最大の要因の一つとなった。

テクニカル面

テクニカル面では、日経平均は25日移動平均線を下回り、同線および75日移動平均線が上値抵抗線として意識された可能性がある。

来週にかけての注目点

今晩再開する米国市場の動向が、当面の相場を左右する最大の材料となる。中東情勢を巡る不透明感も引き続き警戒材料だ。円相場が152円台まで急伸したことを受け、日銀の早期利上げ観測がどこまで強まるか、そして輸出関連株への影響がどの程度続くかが焦点となる。半導体・電子部品関連が全面的に売られたこの日の反動が、翌営業日以降にどう出るかも注視したい。


本レポートは2026年9月8日時点の報道・市場データに基づいて作成しています。個別銘柄への言及は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。投資判断は自己責任で行い、必要に応じて金融専門家にご相談ください。

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